【機械学習/ディープラーニング】G検定合格のためにやったこと
この度、JDLA G検定2019#2に無事合格しました。
勉強開始からの3か月間にやったことを、よかったもの悪かったもの含めて書いていきます。
Aidemy
会社からAidemyのe-learningを受講して、その成果を確認するためにG検定を受験するよう指示されたので、まずAidemyから着手しました。
結論として、G検定対策としてAidemyをやるのは違う、と思いました。
AidemyはPythonで機械学習モデルを実装できるようになることを目標にしていますが、
G検定にはプログラミングスキルは求められません。
Aidemyが悪いわけではなく、Aidemyの狙いとG検定の狙いはあまり一致していないというだけです。
2019年6月頭にAidemyにもG検定対策コースが追加されましたが、動画で解説を見たあと、演習問題を解くという構成になっています。
動画だと復習したい内容をすぐに探せないので、別の勉強方法で勉強した方が効率的だと思います。
Aidemyの使い方としては、G検定対策で機械学習の基礎的な知識を身につけたあと、実装ができるようになるために使うのが正しい使い方だと思います。
Aidemyは1か月ちょっとでさくっと終わらせて、残りの約2か月ではAidemyはほとんど使わず、独自でG検定対策を進めました。
人工知能は人間を超えるか
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)
- 作者: 松尾豊
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2015/03/11
- メディア: 単行本
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人工知能の歴史や、G検定対策のために重要なキーワードを理解するのに役立ちます。
読みやすく、理解しやすい内容になっているので、さくっと読めます。
ただし、出版から数年が経過し、記述が古くなっている部分もあります。
G検定問題集(黒本)
- 作者: スキルアップAI株式会社明松真司,スキルアップAI株式会社田原眞一,杉山将
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2019/02/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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JDLAの公式テキスト(通称:白本)は買ってません。Amazonのレビューが微妙だったので…。
白本と黒本両方使って勉強されている方が多いようですが、黒本だけでも合格できました。
あまりお金をかけたくない場合は、こちらの問題集だけでもいいと思います。(受験費用もかかるし、AI白書も高い!)
解説がわかりやすいので、基礎的な知識を身につけるのに非常に役立ちます。
私はこの問題集をメインに勉強し、もっと詳しく知りたいと思った部分についてはネットで調べて勉強しました。
本番の試験でも、この本の問題がそのまま出題されたものがいくつかありました。
G検定対策にはマストの一冊です。
5月中旬頃からこの問題集を使って勉強し、5月末頃には巻末の模擬問題の正解率が98%になるまで勉強しました。
この問題集をきちんとこなせるようになることがG検定合格の必要条件だと思います。ただし十分条件ではない。
Study-AI
study-ai.com
黒本を終わらせたあと、こちらの模擬問題をやりました。
全く調べずにこの模擬問題を解くとかなり難しいですが、できなくても気にする必要はないです。
本番の雰囲気をつかむことと、時間の使い方を練習するために使うといいです。
AI白書
過去に受験された方のブログを読むと「AI白書からの出題が多い」と書かれていたので購入しました。紙の本はでかくて重いので、Kindle版を購入。
6月頭頃から読み始めましたが、結果読み切れてません…。
幅広い内容を網羅するため、解説が少なくなっています。
きちんと理解するためにぐぐりながら読んでいると時間が足りず…。
試験が近くなってから時間が足りなくなり、6月後半は出題されそうなところをさらっと目を通すだけで終わってしまいました。
法律関連の問題が多く出題されたので、その部分はしっかり読んでおいた方がいいです。
ただし、この分厚い本の内容を全部覚えるのは現実的ではないです。
大まかに内容を把握して、どこにどんな内容が書いてあったか覚えておいて、試験本番のときに調べるのに使うのがいいかと思います。
私はWindows版のKindleアプリをインストールしておいて、本番中に本文の検索ができるようにしておきました。
試験本番の解き方
まず、確実に解ける問題を素早く解くようにしました。
わからない問題、自信がない問題は印を付けておいて、どんどん先に進めるようにしました。
残り時間を40分くらい残した状態で最終問題まで終わったので、残りの時間は印をつけた問題を調べながら解きました。
G検定は問題数が多いので、調べる時間をどれだけ残せるかが勝負になります。
読んでよかった本
G検定対策に直接かかわるわけではないですが、読んでよかった本を紹介します。
やさしく学ぶ 機械学習を理解するための数学のきほん ~アヤノ&ミオと一緒に学ぶ 機械学習の理論と数学、実装まで~
- 作者: LINE Fukuoka株式会社立石賢吾
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2017/09/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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巻末には高校数学の解説も載っているので、数学が絶望的に苦手な私でも読めました。
この本で解説されているのは勾配降下法とロジスティック回帰の二つだけになります。
どちらも機械学習の超基本的な内容なので、読んで損はないです。